(2006.10.4)


はじめに

■はじめに
4月初旬、近くの歯科医院で舌の右側に白板症があるのを見つけてくれて、口腔外科がある掖済会門司病院に紹介状を書いてくれた。

掖済会病院の口腔外科のK医師が4月から2ヶ月に1度視診してくれていたが、少しづつ大きくなってくるのでこの際、思い切って切除した方がよかろうとの診断を。私もその診断に従って9月29日(金)の午前中に入院し、午後2時に手術をした。

事後のケアのため10月3日まで入院し、抜糸も済ませて退院した。手術結果は非常に良好で、痛みも腫れもなく白板症はきれいに切除された。

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●1階総合受付

 

●5階ナースステイション ●5階病室通路

 

手術と入院

■手術
手術当日はさすがに緊張した。午前10時に入院し、午後2時から手術。軽い昼食を済ませ、手術着に着替え、手術40分前から点滴を始める。点滴が終わらない内に手術時間がきたので点滴をぶら下げたまま3階の手術室に入る。

TVや映画と同じような手術室の台に寝かされる。それでもスタッフは4〜5人いた。心電図計と血圧計を両腕に付けられ、手足を手術台に固定された。

「それでは手術を始めます。気分は悪くないですか」との質問に手でOKの返事を。まず、舌全体に麻酔をし、効いてきたころ患部の奥深くに麻酔を。顔はシートで覆われ、口の部分のみ開き、金具を嵌められ執刀が始まった。

「傷が大きいので粘膜組織置換剤を貼ります」と説明があり、貼った上を縫った。「無事終りました。気分は悪くないですか」と聞かれたのでOKのサインを。手術が始まって10分くらいで終った。「うまくいきました」との感想でホッとした。

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■入院生活
いびきをかくので個室をお願いしたが、あいにく取れず4人部屋へ入った。他の患者も外科関係で、足の半月盤の手術、骨折などなどの治療だ。翌日、同室の患者にいびきのことを聞いたが、安らかな眠りで静かだったとか。

相部屋でもカーテンを覆うと他の患者から遮断され、自分の世界が生まれる。もっともお昼はカーテンを開いて雑談にくれたが。TVは1000円でカードを買い差し込むと1800分(30時間)見られる。残った分は自動販売機にカードを差し込めば払い戻しされる。

時間の止まった世界に迷い込んだような感覚の病院生活だった。3度の食事と点滴以外は何もすることがない。図書館から6冊の軽い本を借りて持って行ったのが助かった。それにラジオがいい。TVもラジオもイヤホーンだ。

運動不足を補うために病室でストレッチ体操をして病院の中をウオークした。病室が5階なのでエレベーターを使わず全階を歩く。西館と2階の通路でつながってるので、そこまで足を伸ばした。それでも身体がなまった感じがする。

 

●521号室 外科の患者で満室 ●部屋の内部 大きなカーテンで仕切り

 

福利施設

■展望風呂ほか
7階にある展望風呂が素晴らしかった。週3日、午後1時から5時までと、いつも開いてるわけではないが、女湯は別にあり、5〜6人がゆっくり足を伸ばせる広さだ。眼下に門司港駅が見え、遠くには関門橋が。いや〜〜素晴らしいお風呂だった。

他にはどこの病院にもある売店、喫茶、食堂・・・などが地階にあった。入院室がある各階に談話室があり、見舞い客はここで応対する。ここの展望も素晴らしかった。


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●7階展望風呂

 

●売店 ●談話室 遠くに関門橋が


病院食

入院してると食事が一番の楽しみだ。手術後の夕食から翌日昼食までは“おかゆ”だったが2日目の夕食から普通食に変わった。

食後の血糖値が上がるのを抑えるため、白米ごはんは1/3に減らしてもらう。空腹を満たすため、女房が保冷剤を入れたボックスに女房の手製の寒天を持ってきてもらい、食事のときに食べた。病院食は薄味なので入院したら梅干、海苔の佃煮は必需品だ。

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